先週の2/3(月)〜2/7(金)まで、『5周年の会』を開催いたしまして、一日9名様限定で総勢47名のお客様に5周年を祝っていただきました。
(月・火曜日はお一人様ずつ飛び入りで、立ち飲みになってしまいました)
47名の皆様、ありがとうございました。
また、今回はご都合が合わなかった方、当日知らずにご来店下さった方にも、心より御礼申し上げます。
『5年を振り返って』
思い返せば、5年前の2009年2月9日。
どうしてもお店を開きたい!という意志ではなく、「空き店舗を使ってもらえないか?」という依頼によってなんとなく始めた次第で、とりあえず焼酎barでも始めてみようか・・・程度の気持ちで始まったのが本当のところです。
リーマンショックの後で、親兄弟にも反対されるのが怖くて知らせず、友人知人にも開店後しばらくしてからのご案内という始末でした。
宣伝もなく、通りがかった人が入ってくるのを待つ、という消極的な営業でした。
それでもパラパラとお客様が入り、焼酎は九州まで仕入れに飛んで、希少価値のプレミアム物揃い(佐藤黒・村尾・富の宝山等)、
食べ物は、前職の築地市場に知人が多くいることを生かして自ら仕入れに行き、旬のお刺身や鯨のお刺身、
質の良い干物や珍味を揃え、味の解るお客様にはきっと、リピーターになっていただけるはず・・・とひたすらお客様を待つ日が続きました。
これは、お酒のプロや、築地の元料理人の方が口を揃えて言われた「良い物を適正価格で売ればお客様は来るよ」と言う言葉をいただいたからこそです。
お蔭さまで、幸いなことに初年度に『港区商店グランプリ』に応募してみませんか?とのご案内をいただき、ありがたく応募させていただきました。
当時の常連のお客様が、次のような推薦文を書いてくださっています。
都会には一人でふらりと寄る店があるようでなかなかありません。あってもどこか落ち着かなくて居心地が悪い。『counter』は安心と少しの緊張感が素敵です。
焼酎は九州の美味しさをそのままロックで味わうのが通。お料理は新橋銀座で鍛えたサラリーマンも思わずにっこりしてしまいます。
女将は時々和服でお料理してくれますが、額に手を当てる姿はとても絵になります。
BGMにはジャズが流れています。
また今日も行こうかな。(カルロス)
駅のそばなのに、静かな空間。
バーなのに、築地仕入れの料理が自慢。
なにか意外性を感じる店、それがcounterです。
ビールから始めるも良し、利き酒セット(日本酒・焼酎・ワイン)を楽しむも良し、ハイボールで締めるも良し、酔うほどに女将との会話も弾みます。
counterは今日も4Fでお待ちしています。(デーブ)
・・・と、こんな素敵な推薦文が功を奏して3位に入り、冊子『港区商店グランプリ 受賞店舗ガイド』や、港区の広報誌『こうりゅう』に掲載されて、徐々にお客様が増えて行きました。
そして「さぁ、3年目!」という2011年3月11日に、あの東日本大震災が起こり、しばらくは開店休業の日が続きました。
一時は「閉店も致し方ないかも・・・」と思いましたが、「どのお店も一緒、ここで頑張らなければ・・・」と留まり、震災によって受けた心の痛手を分かち合うように、徐々にお客様が戻って来られました。
5年の間にスタッフも変わりました。
オープン当初は、大ちゃん(浅井大輔君)と愚息の亮介。
大ちゃんはクールで、静かなバーのイメージ。亮介はサービス精神旺盛で人気者。
亮介とはしょっちゅう喧嘩をして辞めたり戻ったり・・。その間の繋ぎが、長男・次男で、この時は3人いて良かったと思いました。
真弓さん(石川真弓さん)にも2011年10月〜2012年3月まで、お手伝いして頂きました。
真弓さんは当時看護学生で、1週間に1日だけでしたが、忙しい合間にcounterに入っていただき、初めての女性スタッフで花が咲いた様でしたね。
直ちゃん(平原直湖さん)登場は、2012年9月からです。
大ちゃんや長男の友人で、最初はお客様でした。スラリとした美女ですから、彼女が現れると男性のお客様はチラ見をして気になって仕方ありません。
しかし、クールな彼女は「簡単に声を掛けないでね!」といっている様なオーラがあって、私はそこが気に入りました。
ある日突然、開店前に現れて「しばらく都合で来られないので・・・」と挨拶に来て、お菓子をくださり帰って行きました。その時に連絡先も聞かなかったことが、後ろ髪を引かれるようにずっと気になり、何か月も経ってから、やっと本人と連絡が取れてスタッフになってもらうことができました。
今では彼女目当てでご来店の方も多いと思いますが、決してキャバクラの様にならない紳士的なcounterのお客様です。
素直で明るく、お料理も上手な直ちゃん。可愛い娘が出来た様で、一番喜んでいるのは私かもしれません。
さて、長々と振り返ってみましたが、「お店はお客様あってのもの!」ということを決して忘れず、
これからもお客様お一人おひとりのお顔を思い出しながら、美味しいお酒やお好みの酒の肴の提供に精進したいと思いますので、引き続きご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。
2014年2月10日 酒処counter 佛木康子
★★★ 本日2月10日(月)は臨時休業です。12日(水)から通常営業致します。
posted by counter at 13:47|
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