泉橋酒造さんの創業は、安政5年(1857年)。
米作りから酒造りを実施している、栽培醸造蔵です。海老名市を始め、近隣の座間市・相模原市で44ヘクタールあまりの栽培面積を持ち、そのうち7ヘクタールを自社で管理、栽培しています。
本社近くの田んぼ。稲はまだ20センチくらい。
この時期は酒造りをしていませんが、蔵の中を案内して頂きました。
泉橋酒造さんの仕込み水は、丹沢山系の伏流水で、硬水です。
珍しい全量槽絞りの泉橋酒造さん。
大きな槽で、2日をかけて絞ります。
写真真ん中の穴から絞られた酒が出て貯めます。
酒造りの行程を聞き終えて試飲です。
左から、
山田錦のにごり
山田錦の純米大吟醸 磨き48%
山田錦の純米酒
雄町の生酛
山田錦の梅酒
山田錦も硬水で仕込むとスッキリとした辛口のお酒になります。
個人的には。雄町の生酛造りが好みでした。
泉橋酒造さんは、生酛造りも生産量の50%を造っているそうです。
こちらは山おろしをしているところ。(泉橋酒造)
半切り桶という浅い桶に、蒸米・麹・水を入れて、2〜3人がかりで櫂ですり潰していきます。
この作業を行わないものを「山廃」と呼び、「酌み掛け」という麹の酵素がしみ出した液を蒸し米に何度も掛けることで、米を櫂で潰すのではなく、麹の力だけで蒸し米を溶かす方法です。
先月訪れた山形の初孫さんは、全量生酛造りの蔵元さん。先日開けた純青も山田錦の生酛造りでした。生酛造りに慣れて来たのか、本来の生酛造りはコクが出て濃醇になり一層旨味が強くなるものだと認識しました。
今回訪れた泉橋酒造さんの特徴
@栽培醸造蔵
A全量純米酒
B半量が生酛造り
C全量槽絞り
このシーズンは、夏ヤゴブルー。
近々入れますね。
お知らせ
7/11(水)・25(水)お休みします
10日(火)は、「燗酒の会」予約者のみ満席